カナリア軍団（サッカーブラジル代表）御用達シュラスコお兄さんの、オーダーセレソンジャケット

サッカー少年たちの憧れ、サッカー王国ブラジル。
またBBQ少年たちの憧れでもある、BBQ王国ブラジルのシュラスコ（パーティの時は必ず）。
ブラジルが好きでサッカー留学に行った少年は、のちにラテンのノリでオーダースーツ店を大阪心斎橋南船場で開業する。ブラジルが好きでブラジルにシュラスコ留学した少年も、流れ流れてラテンのノリでブラジリアンBBQ「シュラスコ」を大阪で開業する。
同じ歳・経営者・ブラジル好きだけが共通点の２人が、ラテンのノリでオーダーしたセレソン（サッカーブラジル代表の意）ジャケットの物語です。

コンテンツ

1 あの時のセレソンがイメージ！
2 クレイジーパターンのオーダーシャツ
3 エウノーミ（僕の名前は）シュラスコお兄さん

あの時のセレソンがイメージ！

お客様とオーダーするスーツを誰にどのように見せたいかと打ち合わせをする、いわゆるBespoke（細部まで拘って話し合う）するのだが、最近のお客様のスーツスタイルの傾向としてはクラシックが好まれている。

シュラスコお兄さんもまさかと思ったが、「あの時のセレソンのユニフォームの色が良かったなぁ…」と１９８２年W杯のセレソンがイメージだったらしく、「黄金のカルテット（クワトロ・オーメン・ジ・オロ）」と呼ばれた中盤の４人。

攻撃的なジーコとソクラテスに、バランサーのファルカン、ボランチのトニーニョ・セレーゾと、日本にもお馴染みの名前だ。

それはさておき、最近のセレソンのユニフォームは蛍光のイエローに蛍光の黄緑の組み合わせで、かなりビビッドカラーでポップな印象を受けるのとは対象的に、山吹色のような黄色と濃い深緑の配色ととても落ち着いている。

とは言え、異業種交流会などの大人数の中でも「あ！あの人がシュラスコお兄さんか！」と話さなくとも相手に伝わらなくてはオーダースーツLuxumでジャケットをオーダーする意味がない。
であれば、ベースの身生地は山吹色のような黄色で、ポケット口、フラップ、ボタン、ボタンホール、フラワーホール、パイピングを濃い深緑の生地で配色いたしました。

「足に魂込めました。」ブラジルでプロになった三浦知良さんの名言を借り、「ジャケットに魂込めました。」とジャケットを仕立て上げ、納品したのはもはや言うまでもない。

クレイジーパターンのオーダーシャツ

ブラジルの国旗やCBF（ブラジルサッカー協会の略）のマークを彷彿させる、黄・緑・青・白を襟、カフス、ボタン、糸に配置してついにオブリガード。

「カミーザ、トロッカ！！」
「（訳）おい！そのシャツ交換してくれ！！」幾多のブラジル人が日本人の綺麗なシャツを交換してくれとアグレッシブに詰め寄ってくる。

そのスタイルはまるで、アグレッシブなわらしべ長者ガウチョ（荒くれ者）スタイル。
ファウル、スレスレのトロッカも全く気にしない、まさに南米サッカーのズル賢さを形容する「マリーシア」な人たち。

このカナリアカラーのクレイジーシャツはブラジルでお召しになると鬼のトロッカ！に遭遇することは避けて通れない。

エウノーミ（僕の名前は）シュラスコお兄さん

こんな素敵なジャケットとシャツを、ノリと勢いで作ったブラジルマニアの「シュラスコお兄さん」は、出張型のブラジリアンBBQ「シュラスコ」を大阪で経営しています。

※シュラスコとは、ブラジル発祥の肉料理で、串焼きされたさまざまな種類の肉を提供するスタイルを指します。シュラスコ店では、黒豆、サラダ、炒め物、ポテトなどのサイドディッシュも提供されることが一般的です。
また、シュラスコは、ブラジルでは特別なイベントや祭りの際に家族や友人と共に食べられる食事としても知られています。